原料開発事業
本当に体によいもの、そして人々が望んでいるものをつくるため、自然素材の持つ可能性を追求し、バイオ研究や臨床検査を重ね、そのデータを科学的根拠とするエビデンスを確立しています。
フコイダン
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フコイダンとは
海藻には古来より健康効果が確認されている記述が多く存在しています。
「フコイダン」は、海藻の中でもコンブ、ワカメ(メカブ)、モズクといった褐藻類にのみ含まれる特有のヌメリ成分で、水溶性食物繊維の一種です。化学的には、硫酸化フコースを主とする高分子多糖類で、フコース以外に、ガラクトース、マンノース、キシロース、ウロン酸なども結合しています。
「フコイダン」という名称は同一構造の物質につけられたのではなく、主成分がフコースである高分子多糖類の総称として使用されています。
現在、「フコイダン」に関して、研究が盛んに行われており、さまざまな機能が解明されております。
フコイダンの特徴
大学や医療機関と連携し、複数種のフコイダンを独自配合したフコイダン原料や、それに相性の良い機能性成分とを独自配合した原料を研究・開発・製造しています。
フコイダンには、メカブ由来フコイダン、モズク由来フコイダン、コンブ由来フコイダンなど、複数の種類が存在します。これらはすべて様々な力を持つことが研究により証明されていますが、構造や構成糖、含有物質には違いがあります。
モズク由来フコイダンは、モズクの中に多く含まれており、そこから効率よくフコイダンを得ることができます。メカブ由来フコイダンはフコースやガラクトースの含有量が多く、硫酸基も多いのが特徴です。コンブ由来フコイダンは、いわゆる”ヌメリ”が強いのが特徴です。
これら複数種の海藻由来のフコイダンを混合することによって、それぞれの特徴が合わさり、より良い効果を示す可能性が考えられるのです。
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アガリクス
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アガリクスとは
アガリクス茸は、ブラジルの高原都市サンパウロ(海抜 792m)近郊の原野に自生し、特異な環境でしか生息しないことから、「幻のキノコ」と呼ばれていました。
アガリクスは色々な種類がありますが、健康食品で使用されるものは、学名をAgaricus blazi Murillと呼び、和名ではヒメマツタケ、カワリハラタケと呼ばれる茸を使用しています。
アガリクス茸を常食とする現地の人々の健康力に端を発し、茸の機能性等に関する研究がはじまり、学会での研究発表などで注目されるようになりました。アガリクスは、β-D-グルカンの他、グルカン蛋白複合体、酸性ヘテログルカン、キシログルカン、ヘテログルカン蛋白複合体、RAN蛋白複合体、糖蛋白(レクチン)、などを含み、いろいろな健康効果を有することが報告されております。
アガリクスの特徴
【菌糸体エキス末を使用】
子実体は、私たちが普段食べているきのこのことです。
一方、菌糸体はきのこができるまえに根元で絹糸状に伸びたものです。
菌糸体は子実体と比べて、ミネラルバランスがよく、β-グルカン以外にもたんぱく質やアミノ酸などの優れた栄養素がたくさん含まれているのが特徴です。
【沖縄産のバガス培地を使用】
バガス培地とはサトウキビの糖蜜を絞った残りの繊維(バガス)で作られる固体培地のことです。
キノコの菌床は一般的に「オガ粉(木のくず)」を使用します。
しかし、Agaricus blazi Murillは雑菌などに弱く、オガ粉での栽培は難しいため、グルコースなどを含んだ液体「液体培地」に菌糸を培養する「液体培養」が多く採用されています。
液体培養は、短期間で製造でき、大量生産には向いていますが、生育期間が短いため、機能性が固体培養よりも低いという指摘があります。そのため、固体培養の研究が続けられており、バガス培地が生まれました。沖縄の主力産業のひとつであるサトウキビ栽培の研究とAgaricus blazi Murillの培養の研究がマッチングし、生まれた「バガス培地」は、液体培地よりも優れた機能性をもつアガリクスを培養できると考えています。
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乳酸菌
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「あまおう」からとりだした乳酸菌
「あまおう」は、福岡県農業総合試験場で育成され、2005年(平成17年)に商標登録されたイチゴです。 特徴として、果実は濃い赤色でつやがあり、サイズは大きめで形が整いやすく、味も甘みと程よい酸味があります。 また、果肉はかためですが、果汁が多くて、外観と食味の良さから需要が高まりました。 名前の由来は「赤い」「丸い」「大きい」「うまい」の頭文字を合わせたもので、「甘いイチゴの王様になれるように」との意味も込められているそうです。 「博多あまおう」とも呼ばれています。
福岡県工業技術センター生物食品研究所と共同研究を行い、これまで商品化されていない「あまおう」由来の乳酸菌に着目し、 その取得に取り組みました。その結果、乳酸菌の取り出しに成功し、この菌株をLactobacillus plantarum AMAOU(ラクトバチルス プランタラム アマオウ) と命名しました。「あまおう」由来乳酸菌の商品はこれまで例がなく、独自の原料となります。 菌株名だけではなく、「王様いちごの乳酸菌」「フローラいちご乳酸菌」の商標を取得しています。
乳酸菌の機能性
【フルーツ由来の乳酸菌】
福岡県のブランド名産品「あまおう」はもとより、フルーツ由来の乳酸菌は、非常に珍しい乳酸菌です。 遺伝子解析の結果、Lactobacillus plantarum類に属するものだと判明。機能性も高い期待が持てる乳酸菌です。
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